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ポリマー改質アスファルト試験動画集

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Q & A

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Q12:

ポリマー改質アスファルト混合物を製造・運搬する場合、ストレートアスファルト混合物と比べてどのようなことに注意すればよろしいでしょうか。

ポリマー改質アスファルト混合物を製造・運搬する際の注意点についてご説明します。なお、詳しくは、当協会より発行しています改質アスファルトポケットガイドを参照下さい。

1)製造

①温度条件

ポリマー改質アスファルトはストレートアスファルトに比べ混合物製造時および施工時の温度を高くとる必要があります。混合物製造に関しては、メーカーが推奨する温度を参考にして下さい。

また、ポーラスアスファルト混合物は、密粒度混合物等に比べて粗骨材の割合が多く細骨材の割合が少ないため、骨材に熱が通りやすく、また冷めやすいという特徴があることから、温度管理が難しく、骨材が過加熱となりやすいので、温度管理には十分な配慮が必要です。

さらに、製造温度が高すぎた場合、骨材からバインダがダレて運搬車に付着したり、舗設後のバインダ膜厚不足から骨材飛散が発生しやすくなる等の影響が考えられますので、特に注意する必要があります。

②混合方法

一般的な混合方法は以下のとおりですが、ポリマー改質アスファルトあるいは改質材の種類によって混合時間や混合順序などが異なる場合がありますので、あらかじめメーカーにご確認下さい。

プレミックス プラントミックス

ストレートアスファルトと同様の方法で混合し、ウェットミキシング時間は35~50秒。

骨材がストレートアスファルトで被覆された(黒変する)時点で改質材の添加を開始する。ウェットミキシング時間は通常40~50秒。

2)運搬

①保温処置

ポリマー改質アスファルト混合物は、運搬時間や現場での待ち時間が長くなったり、低温期や強風などの原因で温度が低下すると施工作業性が悪くなり、所定の締固め度が得られなかったり、表面の仕上がりが悪くなります。このような恐れがあるときは二重シートや木枠等で保温に努めて下さい。 特にポーラスアスファルト混合物は、温度低下が速いため十分な注意が必要です。

付着防止対策

運搬車の荷台は、ポリマー改質アスファルト混合物をカットバックしない程度の少量の油か適当な付着防止剤を散布します。

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