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Q & A

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Q4:

アスファルトって、どんなものですか?

アスファルトは、シャープペンシルや鉛筆の芯と同じ炭素と言う元素から成り立っており、その色は暗褐色から黒色であります。

アスファルトは非常に古くから防水や接着を目的として使われていた材料であり、海外では紀元前から、我が国では飛鳥時代から使用されていたという記録もあります。
ヨーロッパの各国ではアスファルトのことをビチュメンと呼んでいます。

アスファルトは天然アスファルトと石油アスファルトに大きく分けられます。天然アスファルトは産出される状態によって固体のものから液体のものまであり、石や砂に染み込んだ状態の天然アスファルトもあります。

現在我が国で使用されているアスファルトのほとんどは石油アスファルトであり、通常アスファルトと言えばこの石油アスファルトを意味します。

石油アスファルトは原油からつくられ、その状態はつくり方によって常温(通常の室温)で水飴のような柔らかいものからプラスチック材料のように固いものまであります。これらのアスファルトに熱を加えると急激に柔らかくなり流動しはじめます。そして再び室温まで冷やすとまた元の状態に戻ります。この熱を加えて柔らかくなり、冷やすと元に戻る性質は繰り返し起こります。

また、アスファルトの特性は原油の種類と製造方法によって異なるため、アスファルトの特性を考える上では原油の種類とその製法の選択は重要なポイントでもあります。 現在、アスファルトの約70%は道路の舗装用に用いられていますが、この他に燃料として用いられたり、防水材、防振材、防音材等にも利用されています。またかわったところでは電気絶縁用のコンパウンド、レンズの研磨材、放射性廃棄物の固化材、酢酸の原料としても用いられています。

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